把握しておきたい、相続税の準備・手続きの流れ

相続税の手続きをする前にしておくべきこと

相続税の手続きには、「遺産分割協議と協議書の作成」「名義変更手続き(相続登記)」、そして「相続税申告および納付手続き」といったように大きく分けて3つの段階があります。まずは遺産分割協議に関して見ていきましょう。被相続人が亡くなった際には、配偶者や子供、兄弟など相続人が複数存在するケースが大半です。そのため、被相続人が残した遺産をどのように配分するのかを話し合う必要があります。それが「遺産分割協議」です。誰がどのように資産を受け継ぐかを決めて、それをまとめ書類へと記します。ここで作成した書類を「遺産分割協議書」と呼びます。

遺産分割協議の内容に基づき相続登記を行う

遺産分割協議に基づいて作成した書類と、親族全員の印鑑証明書などが準備できたら、次は相続した資産のうち土地や住宅などの名義変更を行う手続きへと移行します。不動産の名義を相続人へと変更する手続きのことを「相続登記」と呼びます。これを済ませないと住宅を売却したり賃貸できないばかりか、他の相続人に勝手に売却・処分されてしまう可能性があるからです。法律上は名義変更を行う義務がないとされてはいますが、余計なトラブルを巻き起こさないためにも速やかに相続登記を済ませておくようにしましょう。

相続資産額から税額を算出し、申告を

相続した資産のうち金銭以外の資産の計算を行います。不動産は固定資産評価額を基に計算し、さらにそこから債務額を差し引きます。課税価格を算出したらそこから3000万円+(相続人×600万円)で算出される「基礎控除額」を差し引き、最終的な相続税額を割り出します。ここからは税務署に赴き、案内に従い申告と納付のための手続きを済ませましょう。

相続財産を得た際、申告の必要がある場合とそうでない場合があります。相続税の申告方法をきちんとチェックしておきましょう。